OUT-HOO Projects
◆ 第11回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2003.06.04
▼ ベストを尽くす
今回は「ベストを尽くす」について、お話をしたいと思います。

今まで生きてきた中で「ベストを尽くした」と自分で確信した経験をされたことはあるでしょうか?
何をもって「ベストを尽くした」と確信したかにもよりますが、ひとつは結果が出たことにより、それまでの過程が自分にとってのベストだったと評価できる場合もあります。

例えば、試験などの様に「合格」「不合格」がわかるものは、それまでの努力(行動・過程)が結果につながったかどうか、自分がベストを尽くしたかどうか、がわかるひとつの目安になるのではないかと思います。
ただし、この目標自体が、ベストを尽くさないと得られないものであるかどうか、ということがとても大切です。今の実力であれば、何の努力もせずに手に入りそうな目標設定は、ほとんど意味がありません。

自分で目標設定をすると、どうしても自分に甘くなり、多くのネガティブな要因(目標をクリアするために予測できる様々な問題)を想定した上で、達成できそうな目標を設定しがちです。
これらを回避すべくコーチは、その人が本当に「ベストを尽くさなければクリアできない」ような目標を要求する場合があります。

確かに(自分にとって)低い(と思われる)目標であっても、それらを一つずつクリアしていくことにより、達成感を得られて、自分に自信が持てるかもしれません。しかしそれであればコーチを雇わなくても、自分の力だけで十分クリアできます。
もしコーチを雇うのであれば、自分の力だけではなかなか達成しにくい目標を設定したいところです。そうすればコーチは目標を達成するのをサポートするだけでなく、いかに早く目標を達成するかまでをもサポートしてくれるでしょう。

ベストを尽くすためには、様々なゲーム(分かっているけれどやめられない悪い習慣)を追い払い、時間の管理(ロスはないか?)をチェックし、身心のバランスを保ち、健康でい続ける必要があります。また時にはモチベーションをアップするためにも、成功イメージを描くことも大切でしょう。

コーチはあくまで「ベスト」にこだわります。クライアントの力を最大限に引き出し、効率よく目標に到達するためのサポートをします。目標を達成することが100%のベストなのではなく、それまでの過程に、どれだけ100%の力を出して挑み続けたのか、それが何よりも大切なのをコーチは知っているのです。

Transmit The Information From Kyoto,JAPAN.
E-mail : ご意見・ご感想・お問合せなど
Copyright : © 2003-2009 OUT-Hoo Projects All rights reserved.