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◆ 第22回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2003.09.17
▼ コーチングの領域
今回はコーチングの領域についてお話をしたいと思います。

コーチングのトレーニングやクライアントのセッションを続けていくと、コーチングの領域が如何に広く深いかに気づきます。
確かにコーチングは「目標をクリアするためのサポート」であるには違いないのですが、目標をクリアするには、色んなルートがあり、そして人(クライアント)は必ずしも、いかに早く目標を達成するかだけをコーチングに求めるわけではないことに気づくからです。

例えば「1ヶ月以内に3kg減量する」という目標を持ってコーチングを受けたとします。 この目標をクリアすることはそれほど難しくはありません。 身体のことを考えなければ、断食するだけでいいのです。 しかしこれで目標をクリアしたと言えるでしょうか? ダイエットにはリバウンドがつきものです。 このように無理のあるダイエットをすれば当然体重はすぐに元に戻りますし、逆に太りやすい体質までをも作ってしまいます。

セッションを続けていくと、クライアントの中にこのような意識が芽生えはじめます。
「自分が設定した目標をクリアすることだけが、本当の意味での自分の望みといえるのか?」

クライアントが目標を設定するには、そこに辿り着くまでに様々な思いを積み重ねていきます。
わかっているのに止められない習慣(ゲーム)や癖、自分に対する不満、自己嫌悪。 これらを自分の中から一掃し、自分自身を肯定的に受け止められるようになりたい。 その思いが溢れるほど込み上げてきた時、コーチングの下で目標を設定し、それを少しづつクリアする自分に向っていくのです。
ですので概してコーチングで設定された目標は「本当の意味での目標」ではなく「ひとつの通過地点」であることが多いのです。
その先(ゴールまで)にはまだまだ長い道のりが待っています。

通過点に到着する直前に人(クライアント)は考え始めます。 これは果たして「本当の意味での目標(ゴール)」なのかと。 そこで人(クライアント)は「通過点」であるけれども「最終目標(ゴール)」ではないことをしっかりと認識します。

これに気づいた時、人(クライアント)はこのまま挑戦を続けるのか、それとも一旦(通過点で)区切りをつけて中断するのかを決めます。
このまま挑戦するを選んだ人は、今までの装備だけではとても続けていけないことを知ります。
そんなことから、コーチングにはパーソナル・ファウンデーションプログラムパーソナル・パスがプログラムとして用意されており、コーチングが扱う領域がとても広いことを知るのです。

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