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◆ 第33回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2003.12.17
▼ 磨く
今回は、磨くについてお話をしたいと思います。

磨くと聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれますか?
わたしはまず水晶をイメージしました。水晶と言ってもさまざまなものがあります。デコボコしているもの、不透明なもの、中に鉱物が混ざっているもの、無色で透明なもの、色がついているもの、キラキラ輝いているもの…。
その中で今はまだ輝いていないけれど、磨けばとても素晴らしい水晶になるものをひとつ選びます。デコボコしているところは研磨し、柔らかい布で丁寧に磨きます。するとその水晶は一点の曇りもないクリアな水晶になり、光を反射しキラキラと輝きはじめます。

さて、このイメージをコーチングに置き換えたとき、この水晶は何に当たると思われますか?わたしは、その人の「本質」だと思いました。それは自分ではまだ気づいていない、心の奥底に眠っているとても素晴らしいものです。世界にひとつしかなく、磨かれるのをずっと待っています。

コーチはクライアントの中に眠るその本質を探る旅に、クライアントと共に出発します。本質にたどりつくまでには、多くの障害や気づきがあります。これらをサポートしてくれるのは、パーソナル・ファウンデーションプログラムを始めとした様々なツールです。

そしてめでたく本質に出会えた時、そこで初めてこの「磨く」のスキルが必要になってきます。さて、この本質を磨くのはいったい誰でしょう?コーチでしょうか?それともクライアント本人でしょうか?
わたしはクライアント本人だと思います。コーチはあくまで自分自身の本質を磨くのに専念します。もしかしたら磨いている途中かもしれませんし、すでに何かを磨き終わり、次に磨く新たなものを探している途中かもしれません。
いうなれば、コーチは本質を磨く先駆者です。磨くことについてとことん追求し、様々な磨き方を模索してきた人です。ですので、クライアントはコーチから、その人自身にあった磨き方を気づかせてくれる存在になりえるのです。

では、本質が磨かれたコーチとはいったいどんなコーチでしょうか?
まず何よりも、自分の本質を見つけられた人であるでしょうし、その本質を疑いなくこれだと信じ、それを磨く勇気を持った人でしょう。本質が磨かれると直観力が冴え、物事の核心に光を当てる能力が優れていきます。人の話を心で聞き、自然と口数は少なくなっていきます。しかし、時々発せられるその言葉は、非常に的を得ていて、それを聞いたクライアントは目から鱗が落ちる状態になります。

こんなイメージを持ってみました。この本質が磨かれたコーチのイメージは、まさしくわたしが目指すコーチでもあるのです。

この「磨く」というスキルに出会えて、わたしはとてもワクワクしはじめ、自分の目指す方向を見つけたような気がします。最近ちょっと停滞気味だったやる気に、パワーが戻ってきた感じです。

みなさんも一度、この「磨く」について考えてみませんか?
そして何か素敵なイメージや気づきをもたれましたら、是非とも下記フォームよりメールを送ってくださいね。

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