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◆ 第41回 コーチングレポート ◆ T O P > コーチングレポート >
DATE : 2004.03.10
▼ 効果的な質問
今回は、効果的な質問についてお話をしたいと思います。

コーチングでは、コーチがクライアントに様々な視点を持って質問をし、クライアント自ら答えを見つけ出してもらうことに大きな意味があります。 そのため、コーチが投げかける質問は時にクライアントにドキッとさせたり、痛いところをつかれたと思わせたりする必要もあります。
クライアントは自分の中に認めたくないことがあった場合、それをわざと見ないようにして前へと進もうとするときがあります。でも自分にはウソがつけないので、その思いはどこか心の片隅に残っていてとても気になり、パフォーマンスの低下を招きます。

そういう状況にクライアントが陥っていることに気づいたコーチはその思いをクライアントの口から発言させるような質問を投げかける必要があります。クライアントはそれらを口にして始めて、自分の中にその事柄を認めることができるのです。
そしてそれらを口にすることによって、抱えていた重荷から開放されます。

わたしがよくする質問は「本当にあなたがしたいことは何なのですか?」です。 人はいろんなしがらみや立場や経験や葛藤を抱えているので、今抱えている問題や障壁をそれらの妥協点の中から見出そうとする傾向があります。でも、その妥協点となって出てきた答えが本当にその人を幸せにできるかどうかは別の話で、わたしの考えとしては、まず本当の意味で幸せになれるとは思わないのです。

自分に正直であること。
自分が本当に幸せで気分の良い状態で日々暮らしていくためには、やはり、自分のニーズを満たしてあげることが必要で、またそのニーズを知ることができるのは、自分しかいないのです。
色んな制約の中、生きていかなければならないのは事実ですが、少し自分本位になって、多少の犠牲を伴ってでも進んでいく勇気がほしいです。もし犠牲が生じたとしても、それに対しできる限りの責任を持って突き進めば、それが一番よい結果を招いてくれるとわたしは信じています。

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