◆ 第43回 コーチングレポート ◆
T O P
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コーチングレポート
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DATE : 2004.03.24
▼ 受け止める
今回は、
受け止める
についてお話をしたいと思います。
人の思いや感情を受け止めることは、相手に安心感を与えることができます。
人は大体において、様々な不安や心配ごとを抱えて生きています。
それをひとりで抱えてしまい、とても辛くなってしまう人もいればそういう思いを伝えることができる相手がいる幸せな人もいるでしょう。
そしてコーチをつけているクライアントには、少なくともコーチという存在が、そういった思いを受け止めてくれます。
受け止めるっていったいどういうことでしょうか?
わたしは普段、「受け止める」と「受け入れる」の言葉の使い方に注意するようにしています。
そこで、わたしが考えるそれらの二つの言葉の意味・違いについて、少し説明してみたいと思います。
誰かがあめ玉(キャンディ)を持っていて、好意で周りの人に配っていたとします。そのあめ玉はちょっと見慣れないもので、あなたはあまり食べたくないなと思っています。
そう思っているところに、その人があなたの目の前にやってきて、そのあめ玉を差し出しました。
※ちなみにその人はそのあめ玉はとてもおいしくて、あなたもきっと気に入ると思っています。
あなたはそのあめ玉を受け取りますか?
わたしが考える「受け止める」というのは、例えあまり自分が欲しくないものであっても、相手の気持ちを尊重して、一旦はそのものを受け取ることだと思っています。だから、この状況であれば、当然そのあめ玉をあなたは受け取ります。
それが、あめ玉を配っている人のあめ玉(その人の好意)を受け止めるということです。
中にはいらないと拒否をする人もいるでしょう。
だけど受け止めることは、それほど難しいことではありません。
受け止めたあと、その思いをどのようにするのかは、あなたの気持ちが決めればいいことだからです。相手はただ、それを受け取ってくれるだけでも、十分満足してくれます。
では、受け取ったあめ玉をあなたは食べますか?
わたしはこの話でいう、食べるという行為が「受け入れる」ことだと思っています。
それは相手を信じ、相手の思いを自分の中に取り込もうとする思いであり、それが「受け入れる」ことだと思うのです。
このあめ玉の例えでいえば、それほど受け入れることは難しいことではありません。でも、本来の意味として使われる「受け入れる」ことは、とても難しいことだとわたしは思っています。
ただ、本当に大切な人、信頼している人、愛している人に対してはなるべく多くの「受け入れ」をしていくことが大事だと思いますしそれが、お互いの関係を育み、またあなた自身の心をも成長させてくれるのではないかと思っています。
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人の思いや感情を受け止めることは、相手に安心感を与えることができます。
人は大体において、様々な不安や心配ごとを抱えて生きています。
それをひとりで抱えてしまい、とても辛くなってしまう人もいればそういう思いを伝えることができる相手がいる幸せな人もいるでしょう。
そしてコーチをつけているクライアントには、少なくともコーチという存在が、そういった思いを受け止めてくれます。
受け止めるっていったいどういうことでしょうか?
わたしは普段、「受け止める」と「受け入れる」の言葉の使い方に注意するようにしています。
そこで、わたしが考えるそれらの二つの言葉の意味・違いについて、少し説明してみたいと思います。
誰かがあめ玉(キャンディ)を持っていて、好意で周りの人に配っていたとします。そのあめ玉はちょっと見慣れないもので、あなたはあまり食べたくないなと思っています。
そう思っているところに、その人があなたの目の前にやってきて、そのあめ玉を差し出しました。
※ちなみにその人はそのあめ玉はとてもおいしくて、あなたもきっと気に入ると思っています。
あなたはそのあめ玉を受け取りますか?
わたしが考える「受け止める」というのは、例えあまり自分が欲しくないものであっても、相手の気持ちを尊重して、一旦はそのものを受け取ることだと思っています。だから、この状況であれば、当然そのあめ玉をあなたは受け取ります。
それが、あめ玉を配っている人のあめ玉(その人の好意)を受け止めるということです。
中にはいらないと拒否をする人もいるでしょう。
だけど受け止めることは、それほど難しいことではありません。
受け止めたあと、その思いをどのようにするのかは、あなたの気持ちが決めればいいことだからです。相手はただ、それを受け取ってくれるだけでも、十分満足してくれます。
では、受け取ったあめ玉をあなたは食べますか?
わたしはこの話でいう、食べるという行為が「受け入れる」ことだと思っています。
それは相手を信じ、相手の思いを自分の中に取り込もうとする思いであり、それが「受け入れる」ことだと思うのです。
このあめ玉の例えでいえば、それほど受け入れることは難しいことではありません。でも、本来の意味として使われる「受け入れる」ことは、とても難しいことだとわたしは思っています。
ただ、本当に大切な人、信頼している人、愛している人に対してはなるべく多くの「受け入れ」をしていくことが大事だと思いますしそれが、お互いの関係を育み、またあなた自身の心をも成長させてくれるのではないかと思っています。